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今月から高瀬総合法律事務所はメルマガ配信を行うこととなりました。 皆様のお役に立つ法律情報と弁護士の人となりがわかる雑駁としたお話を交えながら、 少しでも気軽に楽しく読んでいただけることを心掛けてまいります。 |
軽犯罪法 |
読んで字のごとく、基本的にショボい犯罪を取り締まるための法律。 トップバッターは、第30号後段「馬若しくは牛を驚かせて逃げ走らせた者」。 次に行きましょう。第4号、 ストレートすぎるのは、第22号「こじきをし、又はこじきをさせた者」。 その他にも「ダンスホール」「乗合自動車」(第5号等)、 |
事業承継と事業継承どっちが正解? |
事業承継と事業継承,「承継」(しょうけい)と「継承」(けいしょう)。 実際に中小企業の経営者とお話をしていると、どちらかというと「事業継承」という言葉の方が多く使われている印象です。 法律的な手続きとしては「事業承継」が正しいのです。 事業「承継」と「継承」違いは何でしょうか? 「承継」とは、先代の人から「地位・精神・身分・仕事・事業などを受け継ぐ」という意味であり,「継承」とは、先代の人から「義務・財産・権利などを受け継ぐ」という意味のようです。 少し分かりにくいですね。 もう少し踏み込んで分析すると 「継承」とは前任者の地位や身分そのもの(王位継承など)や,前任者が獲得した財産的権利,会社で言えば、経営権など「具体的」なものを受け継ぐのに対し 「承継」は、前任者の代のもの一切を受け継ぐ,というように「継承」よりも更に広く、より抽象的な意味で使われるようです。 以上を踏まえて、改めて、なぜ会社を次の代に引き継ぐことを事業「承継」と言い表すかといえば、先代が会社に対して有していた権利,義務,財産一切を受け継ぐから、ということになります。 事業承継はいわば会社の相続ともいえますが、相続は「被相続人から相続人に対する財産上の権利義務の承継」と定義されることからも 次回から事業承継の中身や流れについてお話していきたいと思います。 |
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