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ヒモを制した者たち |
酷暑も終わりを迎えつつある今日この頃、皆様夏バテはなさっていませんでしょうか。 司法試験合格後に最初に学んだことは、出頭すべき役所を間違えてはならないということでした。 司法試験に合格しても、法曹資格を得るためには更に1年間「司法修習」という研修を受ける必要があります。修習では、全国各地のどこかへの配属が さて、修習が終わった後には、最後の卒業試験(通称「二回試験」)に合格する必要があります。 |
ビジネスイノベーションを加速させる |
会社経営と株式 |
前回は中小企業において、株主総会の招集手続きをいかに省略するかを重点的に話しましたが、今回は、そもそも、株主総会決議自体を省略する方法についてお話しします。 日々会社経営していると、株主総会の決議をする時間的余裕がない、面倒だ、ということは多々あります。また、合併や重要な決議でなく、決算や役員の任期の更新など、いわゆるルーティン化している決議事項については、なおさら株主総会に時間をかけたくないというニーズは大きいといえます。そこで、株主総会そのものの決議を省略するという発想が生まれ、実際に省略可能な制度が会社法に定められています。 「書面決議」を正確に定義づけると、議決権を行使することのできる株主全員が株主総会の目的である決議事項について書面又は電磁的記録によって同意することで、この事項について株主総会決議があったものとみなす手続のことをいいます。ここで「電磁的記録」という重々しい表現が出てきますが、メールのようなものをイメージしてください。 次回は実務で便利な書面決議の手続きを見ていきます。 ●もっと詳しく「株主総会」のページはコチラから ●もっと詳しく「会社支配権紛争」のページはコチラから ●コラム:「株主総会はなぜするのか?株主総会をする理由。株主総会運営基礎編」はコチラから |
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