高瀬総合法律事務所

#38
2025,10,28

  
読んでいるだけでちょっと面白い法律

青井さん

秋が深まり、急に寒さが増してきた今日この頃ですが、皆様体調を崩されていませんでしょうか。

秋空に響き渡るおくんち祭りの青井さんは国宝になりました。」という、暗号のようなポエムのようなフレーズが前文に掲げられた条例が存在することは、意外と知られていません。

この条例の正式名称は、「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」といいます(熊本県人吉市)。

初めて読んだとき、人間国宝になった青井さんが秋祭りで民謡でも歌っているのかと思い、条例に一般市民の名前をぶっこむという前代未聞の暴挙かと驚愕しましたが、実際のところとしては、国宝となった「青井阿蘇神社」の愛称が「青井さん」なのだそうです。こうやって調べる人間もいるので、知名度アップになりますね。

さて、秋の夜長はふと現実逃避をしたくなるもの。ちょっとだけ別の世界を覗いてみたくなって見つけたのですが、なんと、弁護士って、「技能」区分で予備自衛官になれるらしいのです。

筆者のような「経験年数11年以上」の弁護士であれば、筆記試験などに合格して教育訓練も終わると「3等陸佐」になれるとのこと。これは外国の軍でいうと陸軍の少佐に相当します。

こんな駄文を綴るしかできないひ弱なデスクワーカーがいきなり幹部に…?と、国防への不安と期待が膨らみます。

ですが、教育訓練の実施要領を見ると、「野外勤務」「武器訓練及び射撃」など、ひ弱なデスクワーカーのキャパを超えるような課目がずらっと並んでいました。

キャンプすらしたことがない筆者ができる野外勤務など、せいぜい駐屯地の草むしり程度のことです。扱える武器も口先や鈍器(六法全書)だけなので、弾よけの役にも立たないでしょう。

つい分不相応な夢を見てしまいましたが、入隊を見送ることで、小さじ一杯程度は国益に貢献したかと思います。

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会社経営と法律
~「海外企業との取引契約書チェックにおける弁護士の視点3」~

前回から引き続き、海外企業との取引契約書チェックポイントをお話しします。

3. 支払い条件と為替リスク:取引の経済的基盤を固める

支払い条件は、取引の経済的基盤を定める重要な条項です。支払い通貨、支払い期日、支払い方法(銀行送金など)、そして遅延損害金について明確に規定しましょう。特に、外貨建てで取引する場合、為替レートの変動によるリスクを考慮する必要があります。

このリスクを軽減するために、為替リスク分担条項を盛り込むことを検討してください。たとえば、「特定の期間内に為替レートが〇〇%以上変動した場合は、両当事者でその変動分を分担する」といった条項です。これにより、為替変動が一方の当事者だけに不利益をもたらすことを避けられます。また、支払い期日を明確にし、遅延した場合の損害金(遅延損害金)を具体的に定めておくことで、スムーズな支払いを促すことができます。

次回もポイントの続きをお話しします。


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