毎年12月になると、新規登録弁護士が一斉に弁護士登録をして
野に放たれ…ではなく、大空にパタパタと羽ばたきます。
私にも、かつてはそんな時期がありました。
今回は、デビュー後間もない時期にやらかした初々しい失敗を曝して初心に返ってみよう!という、年の瀬ならではの企画です。
それではまいりましょう。
第3位
定刻に裁判所の待合室に来ていたにもかかわらず30分間放置され、挙げ句に書記官(裁判所の事務方スタッフさん)の
「見学の人だと思ってました」
という意味不明な言い訳とともに、慌てて法廷に連れて行かれた。
なおこの時の恰好は、チェックのミニスカートとローファーとブレザーで無理のある女子高生コスプレ状態でした。
第2位
裁判所に提出する書類に記載する不動産の共有持分の割合を
勝手に約分して記載した。
だってほら、「2468分の4」とかややこしいじゃないですか…
だったら「617分の1」の方がすっきりして分かり易いじゃないですか…
純粋な親切心からだったんですよ、本当に…
第1位
人生で一度しかない法廷デビューの日、記念すべき第一声、
「文書送付嘱託(ぶんしょ・そうふ・しょくたく)」
と言わなければならないところを
「ぶんしょしょうふしょくちゃく」と盛大に噛んだ。
なお、怪訝な顔をしていた裁判官に対しては、
(私はちゃんと言いましたよ)(聞き間違ったのはあなたじゃないですか?)的な無言の圧を込めた笑顔で誤魔化しました。
今でも、この言葉を口に出す時は心にぴりっと緊張が走ります。
誰もがきっと抱えている甘酸っぱい黒歴史ですが、
笑い話として振り返ることができるよう、日々頑張っていきたいものです。
今年も一年ありがとうございました。来年もどうぞご愛顧ください!
|