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そろそろ2月、受験シーズンが本格化してきますね。
法律上、カンニングが死罪や流罪に問われるというまさに命懸けの試験として、かつては中国の「科挙」がありました。
これは、試験時間は2泊3日×3セット、1m2ほどの個室に監禁されて自炊しながら寝起きという狂気の試験でした。加えて、難易度や倍率も尋常ではありません。
日本の法曹関係者は皆、時間の長さだけは世界に誇れる研修所の卒業試験(合計37時間30分)をくぐり抜けているため感覚がマヒしがちですが、それでも試験会場で自炊しながら連泊するのは少し躊躇します。
科挙のあまりの過酷さに、試験中に急死する受験生も普通にいましたが、試験会場全体が厳重に外界から隔離されているため、遺体は壁越しに外へ放り出すという扱いになっていました。
ところで、カンニング関連の珍事件といえば、T女子大の入試での「父親の女装替え玉事件」と、W大学の入試での「姉の男装替え玉事件」が双璧ですね。
これらは、そもそも性別からして違うという無理のある替え玉だったため、やたらがっしりした体格と不自然な厚化粧(父親)、顔に謎の包帯を巻いているうえ体が華奢(姉)といった外見の特徴がきっかけで発覚しているのですが、いずれも試験2日目での発覚であり、これほど無理があっても初日はバレていないという点も見逃せないポイントです。
世界に目を向けると、保護者が集団で校舎の壁をよじ登り窓からカンニングペーパーを放り込む(インド)、偽のピザ配達員が試験会場にピザを配達し、受験生が箱の底やトッピングに隠された正解を盗み見る(イタリア)、武装した親族が会場を包囲し試験監督を脅している間にカンニングさせる(エジプト)など、不正行為に懸ける黒い情熱は万国共通であることがうかがわれます。
こつこつ頑張った受験生が報われる試験であってほしいものですね。
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