相続登記義務化が分かる!シリーズ 1:相続登記とは?
2023年12月21日
相続が起こると、多くの手続きが必要になりますが、その中でも特に重要なのが「相続登記」です。
相続登記とは何か、そしてなぜ重要なのか、分かりやすく解説します。
【超基礎編】相続登記とは?
相続登記は、不動産の所有者が亡くなったときに、不動産の名義を故人から相続人に変更する手続きのことを指します。つまり、故人名義の土地や建物などの不動産を、法律上、相続人のものにするための公的な手続きです。
【超基礎編】そもそも不動産登記とは?
不動産登記を簡単に説明すると、土地や建物などの不動産が「どんな大きさ」で「どこにあって(住所)」「誰のものか」という情報を「法務局」で管理してもらう手続きのことを言います。
この不動産登記を行うことで「法的に所有者を明確」にできます。
なぜ相続登記が必要なのか?
相続登記を行わないと、不動産の正式な所有者として認められません。これにより、将来その不動産を売却したい時や、ローンを組むための担保として使用したい時などに、大きな支障が出てきます。さらに、登記を怠ると不動産の所有権に関するトラブルの原因となることもあります。
相続登記の流れ
- 1.家族の死亡
- 2.相続人の確定
まずは誰が相続人なのかを確定します。これには、戸籍謄本などの公的書類が必要です。 - 3.遺産分割協議
相続人全員で、不動産を含む遺産をどのように分割するかを決める必要があります。これは遺産分割協議と呼ばれます。 - 4.登記申請の準備
遺産分割協議が終わったら、法務局への登記申請の準備に入ります。この際、遺産分割協議書や相続人全員の戸籍謄本などの書類が必要です。 - 5.法務局への申請
準備した書類を持って、法務局に相続登記の申請を行います。
どの時点で専門家に相談するか?
相続登記は非常に複雑で、特に多額の不動産や多数の相続人が関わる場合、法律の専門家へ依頼することをおすすめします。不動産登記に精通した司法書士や弁護士に依頼することで、スムーズかつ正確に手続きを進めることができます。
まとめ
相続登記は、相続が発生した際の不動産に関する非常に重要な手続きです。適切に行うことで、将来のトラブルを防ぎ、相続人の権利を保護することができます。複雑な手続きに不安を感じる場合は、専門家に相談することをお勧めします。
特に相続問題が複雑になりそう、相続人が想定以上にいそう、などの場合は弁護士が提案、交渉、調査をし、一気通貫で安心してお任せいただけます。