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パターン別解説!下請法対象だった場合の対処法

パターン別解説!下請法対象だった場合の対処法

2024年1月9日

ビジネスの世界では、意図せず下請法に違反する取引に巻き込まれることがあります。
下請法関連で、日々企業の相談を受けた事例では以下のようなことがあります。

今回は、この様な状況に直面した際に、自社だけで解決を目指すか、弁護士に依頼した場合やその後の展開などを紹介します。

自社だけで解決をする流れ

  • 1.下請け違反の対象かどうか調べる
    下請法の基礎を調べ、問題となっている取引が法律に抵触しているか自己判断します。
  • 2.内部監査
    取引プロセスの内部監査を行い、問題点を特定します。
  • 3.交渉と契約の修正
    問題点を特定した後、相手方との交渉を通じて契約条件を修正します。契約書の修正が必要になります。

沢山の労力と時間がかかってしまいます。また、良い条件で交渉できるかは分かりません。
自力での解決は険しい道のりです。法的に正しい知識を持つだけでは不十分で、親企業への交渉力も必要になります。

弁護士に依頼して解決する流れ

  • 1.専門的アドバイス
    企業法務に強い弁護士は下請法の専門家であり、具体的な法的アドバイスを提供できます。また、まだ現れていない問題の芽に気付き、未然に防ぐことも可能です。
  • 2.法的リスクの評価
    取引が違法といえるか判断するのは難しい問題です。弁護士は各法、各ガイドラインに精通し類似ケースを熟知しているので、リスクを評価し法的なトラブルを未然に防ぐ助言ができます。
  • 3.効果的な交渉
    弁護士なら、より有利な契約条件を交渉することが可能です。依頼企業はほとんど負担なく良い条件を引き出すことができます。
  • 4.複雑な問題の解決
    法律的に複雑な問題や紛争に対して、弁護士は効果的な解決策を提供できます。

弁護士に依頼した場合の実際の流れ

  • 事実の調査と法的分析

    まずはお電話ください。ミーティングを設定します。弁護士はミーティングを通じて事実関係を把握し、法的な見地から問題を分析します。

  • ご契約

    事件解決に向けて弁護士が対応します。

  • 交渉と契約書修正、合意

    弁護士は相手方と交渉し、お客様の希望が最大限通る様、適切な解決策を模索します。
    交渉の結果、契約書の修正を行う場合も弁護士が対応します。
    お客様は安心して本来の業務に集中して取り組むことができます。

  • 交渉が決裂した時は…

    交渉が決裂した場合、弁護士はお客様と相談のうえ、訴訟に向けた準備を行います。

  • 訴訟・解決

  • 長期的なサポート

    弁護士は取引の適法性の維持や今後のリスク管理のための継続的なサポートを提供します。顧問契約があれば長期にわたり法的支援が可能です。
    顧問弁護士がいない場合はぜひご検討ください。

下請法と顧問弁護士の重要性

ビジネス環境は常に変化しており、中小企業は法律的な問題に常にさらされます。下請法に関連する取引問題の解決法で最も効果的な対策は、顧問弁護士を持つことです。

結論として、下請法に関連する取引問題に直面した際、顧問弁護士を持つことは、中小企業にとって最も賢明な選択です。髙瀬総合法律事務所は、顧問先企業に最優先で対応しています。ぜひ顧問サービスをご検討ください。

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このコラムを書いた人

高瀬芳明

高瀬芳明

略歴

  • 私立早稲田実業高校卒業、 東京大学 農学部卒業
  • 平成18年9月 司法研修所卒業・弁護士登録 横浜市内の法律事務所に入所し企業法務,不動産問題を主に取り扱う
  • 平成19年5月 破産管財人就任
  • 平成21年10月 相模原中央総合法律事務所設立
  • 平成25年6月 弁護士法人高瀬総合法律事務所設立