小学生でもわかる簡単!独占禁止法解説
2023年11月21日
しばしば法律の言葉は難しく、●●法といってもどういった意味で何がルール化されているのか分からない事があります。
弁護士や法律のプロは法律の意味や内容を理解しているのは当然ですが、
実際の企業の現場で悩み、お困りの方にとっては知っておけば先手を打てることも多くあると感じられます。
そこで今回は「独占禁止法を簡単に分かりやすく」をテーマに小学生でも分かるように簡単に解説します。
ざっくりとした独占禁止法(独禁法)の概要
日本のお店や会社が公平にビジネスができるようにするためのルールです。
具体的なルール
- 一人が全部を持ってはいけない
たとえば、あるおもちゃを作る会社が「このおもちゃはうちだけが作るから、ほかの会社は作ってはいけない」と言ったら、その会社がそのおもちゃの「独占」をしてしまいます。このような独占は、他の会社にとっても、おもちゃを買いたい人たちにとっても不公平なので、独禁法はこれを禁止しています。 - ずるい取引はダメ
会社が他の会社やお客さんに対して、ずるいやり方で取引をしないようにするルールです。たとえば、あるお店が「うちの商品を買わないと、他の商品は売らないよ」というのは、ずるい取引です。みんなが公平に商売ができるように、このような行為は禁止されています。 - 大きな会社がほかの会社を飲み込むのをチェック
大きな会社が小さい会社を次々と買い取って、あまりにも強くなりすぎると、他の会社が競争できなくなってしまいます。だから、独禁法では、大きな会社が他の会社を買収するときは、ルールに従って行う必要があります。 - 秘密の約束はいけない
複数の会社がこっそり「価格はこれくらいにしよう」とか「この商品はうちだけが売ることにしよう」と約束するのもダメです。このような秘密の約束は、他の会社やお客さんに不公平なので、独禁法で禁じられています。
要するに、独禁法は、みんなが公平に商売ができるようにするための大切なルールです。これによって、お店や会社が健全に競争し、お客さんが良い商品を適切な価格で買えるようになります。
今回は誰でも分かるような解説をしましたが、具体的な事例を交えたケーススタディは
「下請法・独禁法」ページをご覧ください。